毒親からの再生ものがたり

毒親からの再生ものがたり~アラヒィフ~

愛着障害の克服を考える

母は自分の考えを常に押し付けてくるだけで、わたしにはわたしの価値観ややり方があることを一度も理解してくれなかった。大学時代、友人にTBCに無料相談に行くのでついてきてほしいと言われて付いていった。無料の肌診断をしただけで、利用したわけではない。母に話したら、これでもかってくらいに罵られた。

30年ほど前、ABCクッキングの体験に友人に誘われて行った(ABCクッキングが全国区になる前)。母に話したら、そこは鍋を高額で売るのが目的だと激しく執拗に罵られた。

いつもそんなかんじなので、なんの相談もしなくなる。話せば余計に傷つくのはわかっているから。

なぜ、親に相談しないのかと罵られる。相談すれば余計に傷つく。非難される。共感してもらえない。相談しないのは当たり前だ。

親とはなれて、信頼できる人が2人できた。1人は最近再会した前の会社の友人。辛かったねと、涙を流して聞いてくれた。心が救われた。もうひとりは、成長した子ども。楽しい日々を送るようにいつも言ってくれる。

それでも私の傷ついた心は毎日疼く。こんなに辛いんだもん、恋人ができたら依存してしまうのは、始める前からわかっていた。これといった趣味もないし。

アクセサリー作りを始めたがのめり込むほどではない。寝食を忘れるほどの趣味を探すのはハードルが高かった。だから、毎日が少しでもウキウキするように、顔のシミ改善を始めて、セルフカットでガタガタの髪型を改善するために美容院にいき、少しでもテンションの上がる服を買う活動に当てている。そして、痩せすぎた自分のために毎日食っちゃ寝生活をしている。

依存をとめる道は果てしなく遠い。愛着障害に起因しているから。心の穴がデカすぎるから。愛着障害の問題が解決しない限り、大人の恋愛は無理。

実家を出たことにより、亀の歩みのように一歩一歩前に進んでいる。それが私の生きる希望になっている。

100%近く大丈夫なわたしになるまで、親には絶対にあわない。長くなると思う。1年?5年?10年?

年月がどのくらいかかろうとも、愛着障害を克服する。

それが私の希望の光。